Masculinity
Masculinity (MAS) is defined as “a preference in society for achievement, heroism, assertiveness and material rewards for success.”
|
PDI
The power distance index (PDI) is defined as “the extent to which the less powerful members of organizations and institutions (like the family) accept and expect that power is distributed unequally.”
|
Teacher
Ratio of female teacher in tertiary education
|
Internet
Ratio of female using internet
|
Wage gap
The gender wage gap is defined as the difference between median earnings of men and women relative to median earnings of men.
|
Public expenditure
Public expenditure on education as a percentage of total government expenditure.(Primary to tertiary)
|
---|
学部3年の電子情報工学科の女子は4人、電気電子工学科になると女子は1人なので、電気系の女子率はわずか3.70%しかない。
この状況は日本だけなのかそれとも世界ではもっと工学系の女子率は高いのか、そしてさらにどうすれば女子率が上がるのか。
工学系の女子率を増加させるために何をすればいいのかを知るために、
私たちのチームでは「世界の各国の大学の学部ごとの女子率と他のデータとの相関を可視化する」
アプリケーションを作成した。
python jupyter notebookを使ってexcelデータセットをcsvに変換して保存した後、
csvデータセットをデータフレームに読み込んで、データが欠損しているところを削除したり、
2015年のデータだけを絞って新しいcsvデータセットを出力したり
(男女間の賃金格差のデータはその国の最新年のデータを使った)、値を昇順整列してランキングを作ったりした。
処理したデータはjavascriptのd3.csvで読み込んで、使いやすいように連想配列(ハッシュ)を使って国名をキーとして、
値はそれぞれのデータの値とランキングになるようにデータを処理した。
今回4種類の女子率を可視化したが、中でもEngineeringは特に女子率が低いということがわかった
また女子率が高い国としてはスウェーデンなどの北欧の国々や、オマーンやジンバブエなどの国家予算に占める教育費の割合が高い国々、
さらにはセントクリストファーネイビスやアンドラなどのタックスヘイブンとなっている国々などがあった。
グラフで見てみると相関が見られたものはほとんどなかった。
最も相関があるのは理系の女子率と大学教師の女子率であったが、これに関しては理系の女子率が小さいから
そのまま教師になる人数が少なく女性教師が少ないのか、女性教師が少ないから理系を目指す女子率が小さいのか、
どちらが原因でどちらが結果となっているかを判断するのが難しいものである。
ただし、相関が見られなかったことで、私たちがイメージしていた女子率の低い原因と女子率には実は因果関係がないという重要な発見ができた。
女子率の高い国を調べた結果を上に述べたが、国ごとに女子率が高い原因が異なることがわかる。
特にタックスヘイブンで外国人が多い国に関しては、相関のグラフを作る際に例外として扱う必要があるかもしれない。
また、今回は世界の女子率と他のデータの相関を見たが、 上で述べたように国ごとに異なるだけでなく、
地域ごとにある程度傾向が似ているので地域ごとの女子率との相関、地域内での女子率との相関など、
工夫してみるともう少しはっきりとした相関が見られる可能性があるので、今後はこのように地域ごとや地域内での相関も可視化できるようにしたい